「マーマレード・プリンセス」はlightブランドから発売された「まじのコンプレックス」というPCゲームの第二テーマソングとして作成されました。第一テーマソングはOPでも使用されている「まじこんうぉーず(歌:木村あやか様)」です。
もともと低価格のゲームということで制作していたゲームですので、主題歌についてもOPを1曲ということで依頼をいただきました。それが何故2曲に増えたのか…?
「まじのコンプレックス」は、1作目の「さかしき人にみるこころ」、2作目「どんちゃんがきゅ〜」に続く、シリーズ3作目となります。どの作品でも主題歌はネタ要素を多分に含ませており、「まじのコンプレックス」でもネタを取り入れるつもりでした。
そこで思い浮かんだのが宍戸留美様の「地球の危機」という歌。美しいバラードがコミカルなネタ曲に侵略されてゆく素晴らしい作品です。
そうだ!これをやろう!
というわけで「バラード曲」と「ネタ曲」を2曲用意して、それをごちゃごちゃに混ぜてひとつの曲にしようということに(自分の中で)決まりました。
しかし実際に制作にとりかかってみると結構難しいもので、適当に混ぜても面白くありません。というか面白いを超えて笑える作品にならないと混ぜる意味がありませんし、また作り込んでいくうちに各々の曲に愛着が出てしまって「これを混ぜてしまうなんてとんでもない」と思うようになりました。
やっぱり混ぜるのはやめよう…
樋口ヘタれる。この時はマーマレード・プリンセスのサビ前のバラード部分までが完成していたので、サビから先を制作することに。
こうして(1曲の予算で)2つの主題歌が完成したのでした。
まあ「まじこんうぉーず」で笑ってくれた方も多かったので、当初の「笑える歌を作る」という点ではクリアできたと言えるかもしれません。